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7/29セミナー「19世紀米国女性のインターセクショナルなアイデンティティと…」

2022.7.29 IGSセミナー
「19世紀米国女性のインターセクショナルなアイデンティティとメディア理論:ソジャーナ・トゥルース女性会議講演『わたしは女ではないのか?』(1851)を例に」

At the Intersection of Identity and Media Theory:  The Case of Sojourner Truth’s “Ain’t I A Woman?” 1851 Women’s Rights Speech

2022年7月29日(金)18:00-19:30
オンライン開催(Zoomウェビナー)

ソジャーナ・トゥルース (1797?-1783) は、アフリカ系アメリカ人の女性解放/奴隷制度廃止論者の活動家で、1851年オハイオ州の女性会議で行った講演「わたしは女ではないのか?」は、今日米国で頻繁に出版され、読まれ、詩として広く教えられている。 本セミナーでは、ディニウス教授がトゥルースのこのスピーチを、初期のアメリカのフェミニズムの白人中心主義に対する批判として、また20世紀のジェンダー研究においてインターセクショナリティ理論として参照されることになるごく初期の例として検討するとともに、原稿の話し言葉が様々なメディア形式で翻訳・修正されてきた事実が、歴史的にも現在においても、アメリカ人がアイデンティティと詩について考える行為にどのような影響を及ぼしてきたかについても考察する。

講師 マーシー・ディニウス
(デポール大学 [イリノイ州シカゴ] 英文学准教授/フルブライト招聘教員 )
司会 戸谷陽子(IGS所長)
言語 英語・日本語(同時通訳)
通訳者 松村直樹(Colts Works)
参加申込
要事前申込・登録制、参加無料:ZOOM参加申込フォーム
*当日、セミナー参加の際にはZOOM WebinarにアクセスするためのZOOMアカウントが必要です。
*参加者による録音・録画・画面キャプチャ、その頒布は固くお断りします。

<講師略歴>

マーシー・ディニウス
デポール大学 [イリノイ州シカゴ] 英文学准教授。2022年度「フルブライト招へい講師プログラム」により来日、本学および津田塾大学で英語圏文学に関する講義を担当。ノースウェスタン大学で博士号を取得。著書にThe Textual Effects of David Walker’s Appeal: Print-Based Activism Against Slavery, Racism, and Discrimination, 1829-1851 (the University of Pennsylvania Press, April 2022)のほか、フレデリック・ダグラス、ナサニエル・ホーソーン、ハーマン・メルヴィル、ハリエット・ビーチャー・ストウ、エドガー・アラン・ポー等19世紀米国の作家に関する著書、論文を発表している。

主催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所