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国際シンポジウム「哲学者と皇太子妃:冷戦期日本における自由と愛と民主主義」

International Symposium “The Philosopher and the Princess: Freedom, Love, and Democracy in Cold War Japan”

日時:2019年5月19日㊐13:30~16:30
会場:お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ2階 多目的ホール

 1950~60年代の経済成長と、女性の教育機会の拡大、女性雑誌の隆盛、そして中流意識の浸透は、女性たちに新しい可能性をもたらしました。彼女たちにとっての新しい選択肢とは何だったのでしょうか? 女性たちが自由と自己探求、愛という「夢」を実現させるには、何が必要だったのでしょう? 本シンポジウムでは、フランス人フェミニスト哲学者のシモーヌ・ド・ボーヴォワールと美智子皇太子妃を取り上げ、この問いに迫ります。自己表現、セクシュアリティ、社会との関わり方といった面では極端に異なる両者ですが、いずれも、当時、大きな社会的影響力を持っていました。また、冷戦という時代背景を踏まえることで、哲学者と皇太子妃に関する議論から、1950~60年代の国際情勢の渦中に日本が自らをどのように位置づけたのかを見出すことができます。文学、ジェンダー、社会科学といった様々な分野のフェミニストの研究者が一堂に会しての議論に、是非ご参加ください。

コーディネーター :ジャン・バーズレイ(IGS特別招聘教授)Jan Bardsley (Specially Appointed Professor, IGS)

基調報告 Keynote Speech
ジュリア・ブロック(エモリー大学准教授)
Julia C. Bullock (Associate Professor, Emory University)
「日本におけるボーヴォワール:日本の女性と『第二の性』」
“Beauvoir in Japan: Japanese Women and The Second Sex
ジャン・バーズレイ(IGS特別招聘教授/ノースカロライナ大学チャペルヒル校教授)

「ロマンスの追憶が映し出す現在:60年後に振り返る1959年皇太子ご成婚」
“Romance Revisited: The Royal Wedding of 1959 Viewed Sixty Years Later”

ディスカッサント
北村文(津田塾大学講師)
ゲイ・ローリー(早稲田大学教授)
司会
大橋史恵(IGS准教授)

同時通訳あり

要事前申込(入場無料、定員70名)⇒定員に達しましたので、申し訳ありませんが、締め切りました。

【主催】お茶の水女子大学ジェンダー研究所(グローバル女性リーダー育成研究機構)

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