IGSシンポジウム
リプロダクティブ・ジャスティスの新たな地平:概念と実践の架橋に向けて
性と生殖・再生産に対する国家等による介入と、個人の自己決定をめぐるポリティクスは、21 世紀においても最重要課題の一つである。米国の有色女性の運動から生まれた「リプロダクティブ・ジャスティス」は、人種、階級、ジェンダー、エスニシティ、障害、セクシュアリティといった要因が交錯する権力関係のもとで、性と生殖・再生産をめぐる抑圧構造を捉える視座を提示してきた。さらに、その抑圧に抗い連帯してきた人々を可視化する枠組みでもある。他方で、リプロダクティブ・ジャスティスをめぐる議論は、妊娠中絶や避妊をめぐる法制度や実態、あるいは国際人権保障におけるセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・ライツ(SRHR)との関連など、現状に即した実践的局面で用いられることが多かった。
本シンポジウムでは、このリプロダクティブ・ジャスティスという視座を日本の文脈に引き寄せ、第一に、この概念を通じて既存の研究射程をいかに拡張しうるのかを検討する。第二に、分析概念と実践、社会運動をいかにつなぎうるのかという課題に即して、その可能性を探る。アメリカの人種・ジェンダー研究、フェミニズム文学研究、国際開発学、沖縄の人口学、SRHR の市民活動といった異なる専門領域で活躍される 5 名の報告者をお迎えし、リプロダクティブ・ジャスティス概念の新たな地平を切り拓く議論の場としたい。
日時:2026年2月20日(金)15:00-18:00
場所:Zoom ウェビナー
| 報告者 | 土屋 和代(東京大学) 飯田 祐子(名古屋大学) 澤田 佳世(フェリス女学院大学) 田中 雅子(上智大学) 草野 洋美(公益財団法人ジョイセフ) |
| モデレーター | 申 琪榮(お茶の水女子大学) |
| コメンテーター | 高橋 麻美(お茶の水女子大学・国立社会保障・人口問題研究所) |
| 司会 | 大橋 史恵(お茶の水女子大学ジェンダー研究所) |
参加申込:要事前申込・登録制、参加無料。こちらの参加申込フォームよりお申込ください。
*当日、セミナー参加の際にはZOOM WebinarにアクセスするためのZOOMアカウントが必要です。
*申込者対象に見逃し配信あり。
*参加者による録音・録画・画面キャプチャ、その頒布は固くお断りします。
言語:日本語
主催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所(IGS)
