2022.3.22 IGSセミナー「『ルッキズム』女性美をめぐる理論と表象から」
2022年3月22日(火)10:00-11:30
オンライン(Zoom)開催
ルッキズム(外見に基づく差別)は比較的最近になって用いられるようになった包括的な概念である。しかしそのうち、女性の身体的特徴やそれを操作・管理する行為については、ジェンダー規範・構造の観点などから、すでに長く議論の対象とされてきている。「美の政治」などと総称されるこの問題系は、フェミニズムにとり鍵となる要素であり続けているともされることから、本セミナーではまず、フェミニズムの歴史を遡り、この問題が議論されてきた理論枠組の変化をたどり、基本文献の紹介を兼ねたい。
この問題は、社会学をはじめとする諸領域で論じられてきた経緯があるが、表象分野において考えてみることもできるだろう。そこでは、時に現実を超えるような設定を通し、先鋭的な問題提起がなされることもある。そこでセミナー後半では、現代英語圏の文学・視覚表象テクストを中心に概観し、そこに上に述べた理論との呼応も跡づけつつ、考えてみたい。
報告 | 英美由紀(藤女子大学教授) |
司会 | 戸谷陽子(お茶の水女子大学ジェンダー研究所所長) |
言語 | 日本語 |
参加申し込み | 要事前申込・登録制、参加無料:ZOOM参加申込フォーム *当日、セミナー参加の際にはZOOM WebinarにアクセスするためのZOOMアカウントが必要です。 |
主催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所