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10/22セミナー「戦争と美少女:エンターテイメントとしての戦いの表象」

2021. 10. 22 IGSセミナー「戦争と美少女:エンターテイメントとしての戦いの表象」

日時:2021年10月22日(金)17:00-18:30(JST)
オンライン開催(ZOOM Webinar)

現在の日本のアニメにとって、戦争と美少女は重要な要素である。日本のアニメには「戦い」を題材としたものが無数にあり、美少女たちは日本アニメを象徴するアイコンとして日々活用されている。日本アニメの戦争に最も大きな影響を与えたのは第二次世界大戦における敗北である。敗戦は、戦争を正当化する言説としてのナショナリズムを機能不全にした。そのため、戦後のアニメは、国家ではなく、絆の観念を自分の命を捧げる対象として語るようになった。恋人同士や仲間内での小さな人間関係は、社会集団を介することなく世界そのものと化し、主人公はその絆によって自己肯定感を得る。美少女は、その論理的飛躍を可能にする媒介として活躍する。
本セミナーは、戦争を題材としたアニメに登場する美少女の変遷を通して、日本アニメにとっての戦争とは何であるのか、そして、美少女とは何であるのか、という問題を考察するものである。

講師 足立加勇(東京造形大学・立教大学講師)
「アニメの中の戦争と美少女」
ディスカッサント 関根里奈子(お茶の水女子大学、IGS・一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程)
司会 大橋史恵(お茶の水女子大学、IGS)
言語 日本語
参加申込
(要事前申込・登録制、参加無料)ZOOM参加申込フォーム
*当日、セミナー参加の際にはZOOM WebinarにアクセスするためのZOOMアカウントが必要です。

《登壇者略歴》

足立加勇
学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学博士課程単位取得退学。博士(表象文化学)。現在、東京造形大学・立教大学ほか講師。2016年6月11日に、博士論文『日本のマンガ・アニメにおける「戦い」の表象』により日本アニメーション学会賞・奨励賞を受賞。マンガ・アニメーション・ゲームの研究者。「戦い」、そして、キャラクターが持つ身体性という観点から作品分析を行っている。主な著書に『日本のマンガ・アニメにおける「戦い」の表象』現代書館、2019年、『アニメの社会学』(共著)ナカニシヤ書店、2020年など。


関根里奈子
お茶の水女子大学ジェンダー研究所アカデミックアシスタント・一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程。大正大学・武蔵野学院大学講師。専門はジェンダーの社会学、戦争社会学。主にジェンダーの観点から、サバイバルゲームを対象としたフィールドワークや、アニメ・漫画作品を対象とした作品分析を行い、大衆文化における「軍事化」について調査研究を行っている。最近はVRゲーム等、リアルとヴァーチャルのあわいで「ミリタリーを遊ぶ」主体の身体性について研究を進めている。

主催:お茶の水女子大学、IGS