Events

12/15 セミナー「国際協力とジェンダー・トランスフォーマティブ・アプローチ」

2021. 12. 15 IGSセミナー「国際協力とジェンダー・トランスフォーマティブ・アプローチ

日時:2021年12月15日(水)13:20-14:50
オンライン開催(ZOOM Webinar)

本講義では、国際協力におけるジェンダー・トランスフォーマティブ・アプローチ(GTA)を考える。GTAは近年開発プログラムの中で鍵概念として登場しているが、ジェンダー不平等が構造の中にあることを明確に指摘する本アプローチは、不公正をもたらす社会規範などの是正を考える契機となる。特に、講師の学位論文をもとにした『「近代化」は女性の地位をどう変えたか:タンザニア農村におけるジェンダーと土地権をめぐる変遷』新評論(2016)を具体的な事例として取り上げる。また、大学教員やCSW代表としてのお仕事についてもお話をうかがう。

講師 田中由美子(城西国際大学招聘教授・国連⼥性の地位委員会(CSW)⽇本代表)
司会 平野恵子(お茶の水女子大学特任講師)
言語 日本語
参加申込
要事前申込・登録制、参加無料:ZOOM参加申込フォーム
*当日、セミナー参加の際にはZOOM WebinarにアクセスするためのZOOMアカウントが必要です。
*当セミナーは大学院授業「国際社会ジェンダー論」の一環として開催しますが、どなたでもご参加いただけます。

《登壇者略歴》

田中由美子
国連職員(UNIDO、UN-ESCAP)として国際協⼒に従事(1981~1990年、バンコク)。その後、(独)国際協⼒機構(JICA)国際協⼒専門員として、アジア、アフリカ、中近東などで⼥性の経済的エンパワーメント、⼥性と⼦どもの⼈⾝取引対策、災害リスク削減とジェンダーなどの国際協⼒を実施。JICA評価監理室長、社会開発協郎部長も務める。⽴教⼤学、お茶の水女子大学などで非常勤講師。2017年から城西国際大学招聘教授。。2018年から国連⼥性の地位委員会(CSW)⽇本代表。その他、男女共同参画と災害・復興ネットワーク副代表、国連ウィメン日本協会理事、ケア・インターナショナルジャパン理事など。近著に『「近代化」は女性の地位をどう変えたか:タンザニア農村におけるジェンダーと土地権をめぐる変遷』新評論(2016)、『はじめてのジェンダーと開発:現場の実体験から』共著編、新水社(2017)など。マンチェスター⼤学院修⼠、東京⼤学国際協⼒学博⼠。

主催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所