お茶の水女子大学ジェンダー研究所(IGS)

ジェンダー研究 第13号(通巻30号)

2010年3月刊行

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今号には、若手研究者による、再生産領域における女性の移動を扱った3本の論文と、身体のポリティクスに着目した研究ノート1本を収録。センターの研究活動報告では、ジェンダー予算に焦点を当てた寄稿論文を掲載。「湯浅年子生誕百年記念メモリアル・カンファレンス」講演録と合わせて、書評欄でとりあげた3冊は、それぞれに主題は異なっているが、日本のジェンダー秩序の変遷をたどる内容である。

論文

  • フィリピン人移住家事労働者の帰還と再統合をめぐる政治

    越智方美

  • 市場経済化前夜の中国における「貯水池」としての女性

    大橋史恵

  • 人身取引研究の展開と課題

    大野聖良

研究ノート

  • 女から女への性転換

    小畑文

研究プロジェクト活動報告

  • 研究プロジェクト『新自由主義の展開と女性政策の変遷』について

    足立眞理子・舘かおる・申琪榮・大橋史恵

  • 東アジアにおけるジェンダー予算導入の現状

    村松安子

  • Institutionalizing Gender Budgeting

    Young-Ock Kim

講演会記録

  • キュリー家の流れを汲む日本の女性研究者 湯浅年子

    エレーヌ・ランジュバン=ジョリオ(高野勢子訳)

  • 解題

    舘かおる

書評

  • 関民子著『只野真葛』

    柳谷慶子

  • 森田雅子著『貞奴物語』

    新實五穂

  • ティアナ・ノーグレン著『中絶と避妊の政治学』

    澤田佳世

ジェンダー研究センター彙報〈平成20年4月1日~平成21年3月31日〉

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編集後記