今号には、若手研究者による、再生産領域における女性の移動を扱った3本の論文と、身体のポリティクスに着目した研究ノート1本を収録。センターの研究活動報告では、ジェンダー予算に焦点を当てた寄稿論文を掲載。「湯浅年子生誕百年記念メモリアル・カンファレンス」講演録と合わせて、書評欄でとりあげた3冊は、それぞれに主題は異なっているが、日本のジェンダー秩序の変遷をたどる内容である。

論文

• フィリピン人移住家事労働者の帰還と再統合をめぐる政治

  越智方美

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• 市場経済化前夜の中国における「貯水池」としての女性

  大橋史恵

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• 人身取引研究の展開と課題

  大野聖良

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研究ノート

• 女から女への性転換

  小畑文

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研究プロジェクト活動報告

• 研究プロジェクト『新自由主義の展開と女性政策の変遷』について

  足立眞理子・舘かおる・申琪榮・大橋史恵

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• 東アジアにおけるジェンダー予算導入の現状

  村松安子

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• Institutionalizing Gender Budgeting

  Young-Ock Kim

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講演会記録

• キュリー家の流れを汲む日本の女性研究者　湯浅年子

  エレーヌ・ランジュバン＝ジョリオ（高野勢子訳）

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• 解題

  舘かおる

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書評

• 関民子著『只野真葛』

  柳谷慶子

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• 森田雅子著『貞奴物語』

  新實五穂

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• ティアナ・ノーグレン著『中絶と避妊の政治学』

  澤田佳世

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