IGS研究プロジェクト
- 「アジアにおける『新中間層』とジェンダー」研究
- 「経済学と女性:理論・歴史・思想」研究会
- 「東アジアにおけるジェンダーと政治」研究
- リベラル・フェミニズムの再検討
- 第三者の関わる生殖医療で出生する子どもの福祉と社会における多様な家族のあり方の受容との関係性
- 働く父親・母親の複数役割満足感の要因の検討:男女共同参画に向けて学際的視点からの考察
- 人口政策としての不妊治療支援に関する日韓の比較研究
特別招聘教授プロジェクト
外部資金プロジェクト
- 科学研究費基盤研究A「IT 社会の子育てと家族・友人関係:日本、韓国、米国、スウェーデンの国際比較から」
- 科学研究費基盤研究B「新興アジア諸国の BPO 産業の成長とジェンダー」
- 科学研究費基盤研究 C「女性大統領と女性の政治的代表性:韓国の朴槿恵を中心に」
- 科学研究費基盤研究 C「女性の政治参画:制度的・社会的要因のサーベイ分析」
- 学術振興会特別研究員奨励費「日本の地方政治における女性の政治的代表性の研究」
- 科学研究費基盤研究B「利己心の系譜学」
- 科学研究費基盤研究C「AID で生まれた人の『出自を知る権利』を保障するための教材作成に関する研究」
- 日本医療研究開発機構育成疾患克服等総合研究事業「生殖補助医療の技術の標準化と出生児の安全性に関する研究」配偶子提供治療の枠組み構築:海外におけるカウンセリング・記録実態調査
- 公益財団法人トヨタ財団2016 研究助成プログラム(B)個人研究助成「生殖補助技術で形成される家族についての研究」
IGS研究プロジェクト
「経済学と女性:理論・歴史・思想」研究会 | |
研究担当 |
足立眞理子(IGS 教授) 斎藤悦子(IGS 研究員/本学准教授) 板井広明(IGS特任講師) |
内容 | ・金融・雇用・労働のジェンダー分析 ・日本における女性と経済学の研究 ・イギリスにおける女性と経済学の研究 |
特別招聘教授プロジェクト
日本の独身社会と未・非婚の増加 | |
研究担当 | アネッテ・シャート=ザイフェルト(IGS特別招聘教授/独・ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ教授) |
内容 | 日本社会では独身化の傾向が顕著である。その要因のひとつは生涯未婚率と非婚者数の上昇である。このような婚姻をめぐる傾向は、少子化と高齢化とあいまって、政策立案者ならびに研究者の重大な懸案となっている。本課題は継続中の研究プロジェクトであり、本学滞在中には社会学者山田昌弘の研究の文献購読を進める。また、本課題をテーマとする国際シンポジウム「日本における独身、ひとり暮らし、ワーク・ライフ・コンフリクト」を企画開催する。 |
ウーマノミクスと日本の男女平等政策下での女性労働市場の発展 | |
研究担当 | アネッテ・シャート=ザイフェルト(IGS特別招聘教授/独・ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ教授) |
内容 | 本プロジェクトは、日本のジェンダー平等政策下での女性の労働市場の発展に焦点を当てる。2003年、安倍晋三首相は、ウーマノミクスと呼ばれる、女性の雇用とエンパワメント促進方針を打ち出した。本課題については、すでに何本かの論文を発表しており、近刊予定の共著書『日本とドイツにおけるファミリーライフ』(英語)には「ウーマノミクス:日本の新しい家族政策モデル?」を執筆する。本学滞在中に同原稿執筆に取り組むほか、働く女性と女性リーダーについての調査を進める。また、セミナー「経済効果は政策よりもジェンダー平等達成に有効か?安倍政権の『ウーマノミクス』以降」で研究成果を報告する。 |
外部資金プロジェクト
科学研究費基盤研究A「IT 社会の子育てと家族・友人関係:日本、韓国、米国、スウェーデンの国際比較から」(26242004) | |
期間 | 2014(平成26)~2019(平成31)年度 |
研究担当 | 石井クンツ 昌子(IGS所長) |
内容 | 育児期の父親と母親を対象として(1)子育てや他者とのコミュニケーションにスマートフォン、タブレット端末、携帯電話、パソコンなどのIT機器とソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を含むソーシャルメディア(SM)がどのように活用されているのかを把握し、(2)これらの利用が子どもの発達、親子・夫婦・世代間などの家族関係、友人関係へどのような影響を与えているかについて日本、韓国、米国、スウェーデンというIT先進国の国際比較をすることを主な目的とする。また、この比較を通して、日本における育児期の父親と母親のIT機器とSM利用の独自性を探り、育児や家事の夫婦間の恊働とどのような関連があるのかを検討している。 |
科学研究費基盤研究B「新興アジア諸国のBPO産業の成長とジェンダー」(17H02247) | |
期間 | 2017(平成29)年度~2019(平成31)年度 |
研究担当 |
堀芳枝(獨協大学) 足立眞理子(IGS教授)ほか |
内容 | 本研究は2000年代に入ってフィリピン、インド、中国でサービス部門の国際分業として展開し始めているビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の国際資本移転の動向と女性の労働、社会変容についての国際比較をおこなう。最終的には新興アジアのサービス部門の国際分業論の構築をめざす。 |
科学研究費基盤研究C「女性大統領と女性の政治的代表性:韓国の朴槿恵を中心に」(26360042) | |
期間 | 2014(平成26)~2017(平成29)年度 |
研究担当 | 申琪榮(IGS 准教授) |
内容 | 韓国では2012年の選挙で保守政党の女性大統領(朴槿惠)が誕生した。保守政権は伝統的なジェンダー規範を支持し、 政治における女性の実質的な代表性( women’s substantial representation)を損ないかねないと指摘されてきたが、朴槿惠は「女性」を選挙のキーワードにして戦い、当選した。本研究は、朴槿惠大統領の在任期間を研究期間とし、朴政権の女性関連 政策、政治制度、及び国政選挙(2016年)における政党の選挙戦略の変化を考察することで、 保守政権の女性大統領が女性の実質的な政治代表性にどのような影響を及ぼしうるのかを考察する。 |
科学研究費基盤研究C「女性の政治参画:制度的・社会的要因のサーベイ分析」(15K03287) | |
期間 | 2015(平成27)~2017(平成29)年度 |
研究担当 |
申琪榮(IGS 准教授)[研究分担者] 三浦まり(上智大学)[研究代表者]ほか |
内容 | 政治代表における男女不均衡(女性の過少代表/男性の過大代表)はなぜ引き起こされ、どのように再生産されてきたのかを明らかにすることを目的とする。女性の政治参画を規定する制度的社会的要因を解明し、どのような制度改革と規範形成が過少代表の解消につながるかを明らかにするため、日本・韓国・台湾・NZを比較分析する。 |
学術振興会特別研究員奨励費(外国人特別研究員)「日本の地方政治における女性の政治的代表性の研究」(15F15741) | |
期間 | 2015(平成27)年8月~2017(平成29)年6月 |
研究担当 |
申琪榮(IGS 准教授)[受入研究者] ユン ジソ(カンザス大学準教授)[外国人特別研究員] |
内容 | 日本は先進国のひとつとなるまでに発展したが、国会議員の女性比率は依然として低いままである。とはいえ、地方政治における女性の代表性は比較的高い。本プロジェクトでは、東京都議会を例に、女性の政治関与をうながす戦略を検証し、それらの戦略がどのような影響を及ぼしたのかについて分析する。 |
科研費基盤研究B「利己心の系譜学」(15H03331) | |
期間 | 2015(平成27)年度〜2017(平成29)年度 |
研究担当 |
板井広明(IGS特任講師)[研究分担者] 太子堂正称(東洋大学准教授)[研究代表者] ほか |
内容 | 経済学が前提とする利己心という人間行動の基本動機を、歴史的・現代的文脈の中で根本的かつ総合的に分析し、その可能性と限界を見定めるのが、本研究の目的である。近年では、感情・本能といった、利己心以外の人間動機が行動経済学などによって明らかにされつつある。しかし、個別研究の範囲を超えて、その研究成果からどのように経済理論の組み替えをすべきかは明らかではない。また利己心が競争を促し倫理や道徳に反するという一般的理解に対して、改めて、論者や時代に応じて捉え方が異なっている利己心を省察し直す必要が出てきている。経済理論における利己心の多様な捉え方を分析・解明し、現在の経済理論にそれをどのように反映させるか、あるいは競争の是非といった議論をいかに深めるかが、本研究の課題である。 |
科学研究費基盤研究C「AID で生まれた人の『出自を知る権利』を保障するための教材作成に関する研究」(16K12111) | |
期間 | 2016(平成28)〜2019(平成31)年度 |
研究担当 |
仙波由加里(IGS特任リサーチフェロー)[研究分担者] 清水清美(城西国際大学教授)[研究代表者] ほか |
内容 | 現在、日本で精子提供(AID)で生まれた人の数は1万人とも3万にともいわれ、AIDは精子提供者を匿名にすることを原則に実施されてきた。そのため、AID出生者の中には、自分の生物学的な情報が半分欠落しており、ドナー情報を得て、自らの生物学的なバックグラウンドを完全に把握したいとか、自分のアイデンティティを再構築したいという人も現れている。国外ではAID出生者の「出自を知る権利」(ドナー情報にアクセスする権利)を法で保障している国もあるが、日本ではまだこうした権利の重要性に対する意識は低い。「出自を知る権利」の重要性を社会一般に広め、AID出生者の「出自を知る権利」の保障を可能にするためには、まず親やドナーに働きかけて意識変化を促すことが重要であると思われる。そこで本研究では、これから親になろうと検討しているカップルや、精子提供を検討している男性に対して、生まれた人の「出自を知る権利」の重要性や、それを保障するために彼らに求められる責務について、理解・イメージができるような情報提供資料を作成することを目的に研究をすすめている。本年度は資料作成に非常な情報を国内外のAID当事者たちから収集している。 |
公益財団法人トヨタ財団 2016 研究助成プログラム(B)個人研究助成生殖補助技術で形成される家族についての研究(D16-R-0788) | |
期間 | 2017(平成29)年5月〜2018(平成30)年4月 |
研究担当 | 仙波由加里(IGS特任リサーチフェロー) |
内容 | 近年、生殖補助技術の進歩はめざましく、晩婚化や晩産化が進む日 |