寄稿論文は、シンポジウム「ケア・エコノミーの現在:労働概念の拡張をめぐって」におけるS. ヒメルヴァイト教授の基調講演録である。投稿論文は、労働経済学、メキシコ文学分野における2本を、翻訳はドイツ哲学者フンボルトおよび台湾文学の王鈺婷論文、そして政治、経済、社会、歴史学分野のジェンダー研究書の書評5本を掲載。
Care: Feminsit Economic Theory and Policy Challenges
賃金と仕事満足の変化と離転職――日本家計パネル調査の結果から
「職場の雰囲気」が女性の離職に与える影響――企業属性別にみたデプスインタビュー
<産まない>女に夜明けは来ないのか――『真夜中の祈り』を通して見る作家の戦略
大沢真理編『『公正なグローバル・コミュニティを――地球的視野の政治経済(ジェンダー社会科学の可能性 第4巻)』
徐阿貴著『在日朝鮮人女性による「下位の対抗的な公共圏」の形成大阪の夜間中学を核とした運動』
石原あえか著『ドクトルたちの奮闘記ゲーテが導く日独医学交流』
シパ・マリヤム・ジョージ著 『女が先に移り住むとき――在米インド人看護師のトランスナショナルな生活世界』(伊藤るり監訳)
ロピン・M・ルプラン著『バイシクル・シティズン――「政治」を拒否する日本の主婦』(尾内隆之訳)
キャロリン・ソプリチャ著 『フィリピンにおける女性の人権尊重とジェンダー平等』