お茶の水女子大学ジェンダー研究所(IGS)

ジェンダー研究 第12号(通巻29号)

2009年3月刊行

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今号では、センター主催の「国際ワークショップ:環太平洋におけるワーク・ライフバランス」、学内の科研費プロジェクト「暴力と主体構築」との共催による「レイ・チョウコロキュアム」、「日本ブラジル交流年記念」という、センターの活動内容を取り上げた3本の特集を組んだ。研究論文としては、若手研究者の研究成果5本を掲載。人文科学系から社会科学系に至る、幅広い領域におけるジェンダー研究の成果を見ることができる。

特別寄稿「国際ワークショップ 環太平洋圈におけるワーク・ライフバランス」

  • Work-life ‘Balance’ in Australia

    Barbara Pocock, Natalie Skinner & Philippa Williams

  • Work-Family Conflict

    Mary Runte

講演会報告「レイ・チョウ コロキュアム」

  • Autumn Hearts

    Rey Chow

  • “Autumn Hearts” /「愁」, or, Poetics of Memory and Oblivion

    Keiko Nitta

  • Impossible Nostalgia in Song of the Exile

    Nahoko Yamaguchi

論文

  • 三島由紀夫『潮騒』と『恋の都』

    武内佳代

  • イスラーム言説をめぐるジェンダー戦略と権威

    嶺崎寛子

  • 「不登校」からの家族秩序への問い直し

    加藤美帆

  • 仕事と家庭の両立を模索する女性たち

    尹鳳先

翻訳

  • 「強制」から「自発」へのパラダイム転換

    ムン・ウンミ(李麗華訳)

  • 解題:性労働者の人権のための試み

    李麗華

研究報告「日本ブラジル交流年」

  • Women and Violence in 19th Century Brazil

    Adriana Pereira Campo, Sebastiao Pimentel Franco & Altino Silveira Silva

  • 日系ブラジルの女性文化に関する一考察

    山出裕子

史料紹介

  • 「梅颸御供」の翻刻と解説

    小竹佐知子、大久保恵子

書評

  • 柳谷慶子著『近世の女性相続と介護』

    大口勇次郎

  • 山出裕子著『ケベックの女性文学』

    小倉和子

ジェンダー研究センター彙報〈平成19年4月1日~平成20年3月31日〉

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