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1/17 国際シンポジウム「明治期のジェンダー、 宗教、社会改良」

IGS国際シンポジウム「明治期のジェンダー、 宗教、社会改良:炭谷小梅と中川横太郎」

日時:2017年 1月17日(火) 15:30~17:30
会場:お茶の水女子大学 本館306室

明治維新後の改良は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、人々の考えやジェンダー役割に変化をもたらした。元士族の官僚中川横太郎と、その妾炭谷小梅のふたりは、当時の開明的な個人の代表例である。1868年、中川は炭谷の芸妓としての契約を買い取り妾とした。1870年代半ば、中川はキリスト教に興味を持ち、プロテスタントの西洋人宣教師が開校した神戸英和女学校(現在の神戸女学院大学)に炭谷を入学させた。数年後、炭谷は妾が罪深いものであると結論付け、キリスト教に改宗、中川と離別した。その後、炭谷は社会改良家として重要な役割を担い、中川も衛生学や教育分野において唱道者として脚光をあびた。維新後の数十年間、教育や宗教、社会改良に力を注いだ二人の人生は、男女がいかに自らの住む世界を変えようと努めたかを明らかにしてくれる。

Coordinator/ Moderator
Laura Nenzi (IGS, Ochanomizu University / University of Tennessee)
ラウラ・ネンツィ(お茶の水女子大学ジェンダー研究所/テネシー大学)

Keynote Speech
Marnie S. Anderson (Smith College) マーニー・S・アンダーソン(スミス大学)
“Jesus Stole My Mistress”: Nakagawa Yokotarō and Sumiya Koume and Changing Lives in Nineteenth-Century Japan
「「ヤソがワシの色女を奪りゃあがった」:中川横太郎と炭谷小梅、19世紀日本における生の変容」

Commentator
Erik Schicketanz (JSPS / The University of Tokyo) エリック・シッケタンツ(日本学術振興会外国人特別研究員/東京大学)
Noriko Ishii (Sophia University) 石井紀子(上智大学教授)

日英同時通訳あり

参加申込(入場無料):参加申込フォーム

*託児サービス(申込期限1/10㈫正午):託児サービス申込フォーム

主催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所

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