イベント情報2018

10月

 

IGSセミナー(生殖領域2)「フランスにおける LGBTと生殖医療、 および性別の表記変更」

日時:2018年11月16日(金)18:30~20:30
会場:お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科棟408室

近年、日本でも、子どもを持つことを希望する同性カップルやトランスジェンダーの方たちが見られるようになってきましたが、生殖医療を利用できるのはヘテロセクシュアルのカップルに限られ、同性やトランスジェンダーのカップルが生殖医療で子どもを持つことはまだまだむずかしいのが現状です。フランスでも、ヘテロセクシュアルのカップルだけが生殖医療を受けられると法により定められていますが、同性のカップルやトランスジェンダーの方たちによる生殖医療の需要が増えています。そこで本セミナーでは、フランスにおけるLGBTの生殖医療の利用の現状と性別表記変更について、近年の動向を報告します。

講師 小門穂(大阪大学大学院医学系研究科 医の倫理と公共政策学教室)
ファシリテータ 仙波由加里(お茶の水女子大学ジェンダー研究所)

入場無料、要事前申込 申込フォーム

主催: お茶の水女子大学ジェンダー研究所

 


10/29 (生殖領域①)「代理出産をめぐる世界の現状:商業的代理出産から利他的代理出産へ」

日時:2018年10月29日(月)18:15~20:30
場所:お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科棟408室

2002年にインドで商業的代理出産が合法化されたことを皮切りに、新興諸国への代理出産ツーリズムが拡大しました、そして、様々な問題が起こり、2015年から2016年にかけて、インド、タイ、ネパール、カンボジアが相次いで代理出産ツーリズムを禁止し、外国人に対して門戸を閉ざす方針へと転換しました。しかしその後も、一部の国では利他的代理出産を容認する動きがみられます。本セミナーでは、代理出産ツーリズムを経て、諸外国では、どのような法制化がおこなわれているのか、新しい運用状況はどのようなものなのか、また利他的代理出産がもたらす問題についてとりあげます。

講師  日比野由利(金沢大学 医薬保健研究領域 環境生態医学・公衆衛生学研究室)
ファシリテータ  仙波由加里(お茶の水女子大学ジェンダー研究所)

入場無料、要事前申込 申込フォーム

主催: お茶の水女子大学ジェンダー研究所


IGS Seminar, Globalization and Dislocation from Feminist Perspective: Dialogues with Saskia Sassen

10/15 「フェミニスト視点からのグローバルとディスロケーション:サスキア・サッセンとの対話」

日時:2018年10月15日(月)10:00~14:00
会場:お茶の水女子大学本館135(カンファレンスルーム) 

司会 大橋史恵(お茶の水女子大学IGS)
講演者 サスキア・サッセン(コロンビア大学)
10:00-11:30 講演:「包摂、排除、放逐」
12:30-14:00 ワークショップ:「サスキア・サッセンとの対話:批判的ジェンダー研究」
ディスカッサント 堀芳枝(獨協大学)
  大野聖良(お茶の水女子大学)
  本山央子(お茶の水女子大学)

入場無料(定員20名)、要事前申込 申込フォーム

使用言語:英語 *通訳はありません。

共催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所(IGS)、科学研究費プロジェクト「新興アジア諸国のBPO産業の成長とジェンダー:インド・フィリピン・中国の国際比較」(基盤研究B 代表:獨協大学、堀芳枝)
協賛:日本フェミニスト経済学会(JAFFE)
後援:経済理論学会問題別分科会「ジェンダー」
協力:FFU(フェミニスト自由大★学)

 


10/14 国際シンポジウム「アラブ社会の女性と逸脱:グッドとバッドの境界で」

日時:2018年10月14日(日)13:00~16:30
会場:お茶の水女子大学共通講義棟1号館304室

コーディネーター:ジャン・バーズレイ(ジェンダー研究所特別招聘教授/ノースカロライナ大学チャペルヒル校教授)

アラブ世界の社会規範に異議を唱えるような、女性たちの逸脱的な言動や考え方は、アラブ社会に不安感を引き起こしたり、公的議論を巻き起こしたりしています。そのような女性たちの意図的・非意図的な逸脱は、適切なふるまいとはなにかを規定する社会的・文化的規範構造と、ジェンダー・人種・階級区分を社会的・政治的に統制する力の存在を、どのように暴き出しているのでしょうか?

この問いに向き合い、様々な年齢、階級、学歴のアラブ世界の内外の女性たちの経験をもとに考察したのが、2017年秋に刊行された『アラブ世界のバッド・ガールズ』です。本書は、女性たちは社会変化の主体であり、逸脱がその体現であること、そして逸脱はまた、抵抗と抑圧の現場であることを明らかにしています。そして、国際的な社会文化的影響と植民地主義の遺産が、どのように女性の不良行為を規定しているかを明示しつつ、21世紀の良・不良の境界における、女性たちの多様な経験を豊かに描き出しています。シンポジウムでは、本書の議論を継続し、女性たちの逸脱、アイデンティティ、アラブ社会の内外に属することの政治について探求します。

プログラム
趣旨説明

ジャン・バーズレイ(ジェンダー研究所特別招聘教授/ノースカロライナ大学チャペルヒル校教授)
「日本のバッド・ガールズ:逸脱とリーダーシップ」

研究報告

ナディア・ヤクーブ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校教授)
「アラブ世界のバッド・ガールズ」

ディヤ・アブド(ノースカロライナ州グリーンズボロ准教授)
「米国とアラブ社会における愛情と逸脱を生きる:文化越境者としてのジレンマ」

コメント
戸谷陽子(お茶の水女子大学教授)

日英同時通訳あり
参加申込(入場無料) 申込フォーム

プログラム終了後に交流会を開催いたします(16:30~17:30)

研究報告要旨

「アラブ世界のバッド・ガールズ」ナディア・ヤクーブ
本報告では、『アラブ世界のバッド・ガールズ』(故ルーラ・カワス博士と共編)を構成する基本概念と、その概念への執筆者たちによる多様なアプローチに焦点を当てます。なぜ「逸脱」という概念を選んだのか、逸脱と抵抗の違いは何か、逸脱についての学際的な考察から得られる洞察は何か、といった点についてお話しします。まとめとして、逸脱への着目から見えてくる事がらについて考察します。伝統的に女性が担う仕事により維持されてきた親密な関係性を、逸脱は、どのように変容させたのか?家事や育児や食をめぐる習慣は、どのように、女性たちに独創的な抵抗の方法を編み出させたのか?そうした、人と人との関係のありようを育み、文化を次世代へ伝える女性たちの仕事には、愛と絆がある一方で、常に、抑圧と強要という緊張が存在するのです。そして、そこはまた、見えかくれしながら連綿と続く、逸脱の現場でもあるのです。

「米国とアラブ社会における愛情と逸脱を生きる:文化越境者としてのジレンマ」ディヤ・アブド
本報告は、私の米国とヨルダンでの経験のメモワールです。西洋で教育を受けた研究者として、私は、9.11以降の米国社会と保守的なヨルダン社会のいずれでも、居心地の悪さを感じていました。この二つの異なる環境には、それぞれに、アラブ系イスラム教徒の女性研究者兼運動家に対して、様々な、かつ競合する期待が存在しています。そのため、ヨルダンでは、反アラブ、反イスラムとみられないように、そして米国では、女性運動に反対する立場とみられないように、いつも綱渡りをしている感じでした。自分の中のフェミニズムとナショナリズム、女性性とアラブ性、フェミニストとしての切望とポストコロニアルな様相を、うまく制御して適応しようと努めましたが、どちらの環境においても「良い」とみなされるのは不可能だと思い至りました。そこからの脱却は痛みを伴うものでした。学生や子どもたち、そして私が主催する「すべてのキャンパスに難民を」プロジェクトが支援する難民たちの経験を通して、文化の狭間に居場所を作ること、その困難に生産的で意義のある向き合い方をすることが出来るようになったのです。

 

主催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所

お茶の水女子大学は「国立大学フェスタ2018に参加しています」

 

 

国立大学フェスタ2018HPはこちら


10/1「ブリテンにおける「リベラル・フェミニズム」再考」

日時:2018年10月1日(月)13:00~17:30 
会場:お茶の水女子大学本館135室(カンファレンスルーム)人間文化創成科学研究科棟604

フェミニズムの歴史では、18世紀末から20世紀中葉までを、第一波フェミニズム、あるいはリベラル・フェミニズムと総称することが一般的であった。それは公私二元論に無反省に立脚し、男女同権、すなわち平等な法的権利の獲得を目指す運動と見なされてきた。しかしブリテンにだけ目を転じてみても、その時期の思想家が女性への法的権利付与を要求した根拠や、同時代の女性の隷従状態を批判した内実は、第二波フェミニズムが批判するような、単純な公私二元論を前提にするものではなかった。そこで本セミナーでは、18世紀末のフェミニズム草創期の思想家から、のちの女性参政権運動へと連なる、フェミニズム思想の多様な諸相を思想史的な視点から丁寧に紐解き、その姿を浮き彫りにするとともに、現代におけるフェミニズム思想への貢献としたい。

コーディネーター:板井広明(お茶の水女子大学IGS)

報告者  
梅垣千尋(青山学院女子短期大学) 「ウルストンクラフトのフェミニズム:理性・徳・知識における平等」
板井広明(お茶の水女子大学IGS) 「ベンサム功利主義における女性・結婚・両性の平等」
土方直史(中央大学・名誉教授) 「1820年代のイギリス・フェミニズムと功利主義」
山尾忠弘(慶應義塾大学・院) 「J.S.ミルとウィリアム・トンプソン:リベラルフェミニズム概念の批判的再検討にむけて」
舩木惠子(武蔵大学) 「ヴィクトリア時代の経済発展とフェミニズムの理論化」
討論者  
後藤浩子(法政大学)  
小沢佳史(九州産業大学)  

入場無料、要事前申込 申込フォーム 

主催: お茶の水女子大学ジェンダー研究所


6月

6/30 国際シンポジウム「女性政治リーダーはいかにして「育つ」か?」

女性の政治リーダー育成は、日本に限らず世界各国・地域で大きな課題となっています。高校生や大学生を含む若い世代の政治参加を促し、その中からリーダーとなる人材を育成することは、解決の一手となるでしょう。本シンポジウムの第1部の基調講演では、日本と韓国の現職国会議員から、女性政治家としての現在に至るまでのキャリアパスについて伺います。第2部では、日本における女性政治リーダー育成の実績とこれからの課題、ドイツの政党における若手リーダーシップ育成などについて、パネリストから報告を受け、政治分野における女性リーダー育成の課題について議論します。

【日時】2018年6月30日(土)13:30-17:00(13時開場)
【会場】お茶の水女子大学 大学講堂(徽音堂)
【対象】本学学部生・大学院生、教職員、一般
※どなたでもご参加いただけます。(要事前申込)

<第1部 基調講演>
【基調講演者】
・野田 聖子氏(総務大臣、女性活躍担当大臣、内閣府特命担当大臣、衆議院議員)
・陳 善美(チン・ソンミ)氏(韓国国会議員、弁護士)

<第2部 パネルディスカッション>
【パネリスト】
・円 より子 氏(元参議院議員 女性のための政治スクール 校長)
・ヨハンナ・ウッカマン 氏(独・社会民主党常任理事、元党青年局全国代表)
・陳 善美(チン・ソンミ)氏(韓国国会議員、弁護士)

【パネル司会】
・申 琪榮 (シン・キヨン)(お茶の水女子大学 ジェンダー研究所 准教授)
【総合司会】
・大木 直子(お茶の水女子大学 グローバルリーダーシップ研究所 特任講師)

【申込み】申込みはこちら(新しいウインドウが開きます)
【その他】■日韓英同時通訳あり  ■託児あり(小学生以下・無料・要申込)

【主催】グローバル女性リーダー育成研究機構 グローバルリーダーシップ研究所  ジェンダー研究所


6/26 「近代日本のファッション文化を再考する:女性・近代化・対抗文化」

IGSセミナー(東アジアにおけるジェンダーと政治②)

日時:2018年6月26日㈫18:00~20:30
会場:お茶の水女子大学共通講義棟2号館101室

 『洋服と日本人』(廣済堂出版、二〇〇一年)や『洋裁文化と日本のファッション』(青弓社、二〇一七年)の著者井上雅人氏をお招きして、セミナーを開きます。
男性中心、工業化、政治、有名性を中心に語られて来た歴史において、生活の中で、女性たちがいかにして対抗文化をひっそりと育んだか、洋裁を通した女性の主体的な文化形成、工業化や生活技術の外部化以外の近代化の道、戦争を挟んで変化したこと変化しなかったことなど、現在の歴史学やジェンダー論への反省的な見直しから浮かび上がってくる近代日本のファッション文化を再考する機会をもちたいと思います。

報告 井上雅人(武庫川女子大学)
司会 板井広明(お茶の水女子大学IGS)

入場無料、要事前申込 申込フォーム

主催: お茶の水女子大学ジェンダー研究所


6/5 合評会:倉橋 耕平『歴史修正主義とサブカルチャー:90年代保守言説のメディア文化』

IGSセミナー(東アジアにおけるジェンダーと政治①)

日時:2018年6月5日(火)18:00~20:30
会場:お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科棟604室

1990年代以降の社会と知の分断状況を、歴史修正主義の台頭とそのサブカルチャー形成という点から鮮やかに描き出した『歴史修正主義とサブカルチャー』(青弓社、2018年)の合評会を、著者の倉橋耕平氏をお迎えして開きます。

登  壇 倉橋耕平(立命館大学ほか)
コメント 富永京子(立命館大学)
本山央子(お茶の水女子大学(院))
司  会 申 琪榮(お茶の水女子大学IGS)
板井広明(お茶の水女子大学IGS)

入場無料
要事前申込 申込フォーム

主催: お茶の水女子大学ジェンダー研究所

 

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