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巻頭言
現代社会の表象におけるジェンダー美術史的方法論の導入:近現代日本の〈海女〉の表象を例に
エロスの政治学:1960-70 年代の「日本の」美術
モダニズムと「女性」芸術家:ロメイン・ブルックスのサフィック・モダニズム
戦時下を生きた女性画家と“越境”:長谷川春子・谷口富美枝・新井光子
公共政策における「交差性」概念の有効性と課題:理論的枠組みと批判的実践という観点から
アニメーション的な誤配としての多重見当識:非対人性愛的な「二次元」へのセクシュアリティに関する理論的考察
「法のまえ」に現れる身体:コーネルとバトラーの基本概念の批判的統合をもとに
語ることと語り出すこと:性暴力とトラウマケアをめぐるアイデンティティに関する考察
中国本土におけるインディペンデント・クィア映画史の再構築:新しい分類法を用いて
シンシア・エンロー(望戸愛果訳)『バナナ・ビーチ・軍事基地:国際政治をジェンダーで読み解く』人文書院
Mikiko Eto, Women and Political Inequality in Japan: Gender-Imbalanced Democracy, Routledge
Jan Bardsley, Maiko Masquerade: Crafting Geisha Girlhood in Japan, University of California Press
Chelsea Szendi Schieder, Coed Revolution: The Female Student in the Japanese New Left, Duke University Press
謝花直美『戦後沖縄と復興の「異音」:米軍占領下 復興を求めた人々の生存と希望』有志舎
小島庸平『サラ金の歴史:消費者金融と日本社会』中央公論新社
元橋利恵『母性の抑圧と抵抗:ケアの倫理を通して考える戦略的母性主義』晃洋書房
田中東子編『ガールズ・メディア・スタディーズ』北樹出版
井谷聡子『〈体育会系女子〉のポリティクス:身体・ジェンダー・セクシュアリティ』関西大学出版部
日下渉/伊賀司/青山薫/田村慶子編 『東南アジアと「LGBT」の政治:性的少数者をめぐって何が争われているのか』明石書店
鄭喜鎭編 権金炫怜/鄭喜鎭/ 砦昀/ルイン(申琪榮監修・金李イスル訳) 『#MeToo の政治学:コリア・フェミニズムの最前線』大月書店
Masako Ishii-Kuntz, Guro Korsnes Kristensen and Priscilla Ringrose eds., Comparative Perspectives on Gender Equality in Japan and Norway: Same but Different?, Routledge
パトリシア・ヒル・コリンズ/スルマ・ビルゲ(小原理乃訳/下地ローレンス吉孝監訳) 『インターセクショナリティ 』人文書院
竹家一美『日本の男性不妊:当事者夫婦の語りから』晃洋書房
キム・ジヘ(尹怡景訳)『差別はたいてい悪意のない人がする:見えない排除に気づくための10章』大月書店
斎藤美奈子『挑発する少女小説』河出書房新社
小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』講談社
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