イベント情報2019

7月

 

2019.7.26 セミナー(生殖領域)「生殖医療技術と男性性」

日時:2019726日(金)18:00~20:30
会場:お茶の水女子大学本館126

さまざまな生殖医療技術が登場し、その需要は年々増加傾向にある。生殖医療の利用について、女性の当事者に注目した研究は多くみられるようになってきているが、実は男性も生殖医療利用の当事者であり、日本においては、この男性に焦点を当てた研究は多いとはいえない。そこで、セミナーでは、男性当事者の視点に注目しながら、男性と生殖へのかかわりについて検討する。

 

報告者
  菅野摂子(立教大学)「男性の生殖を問う理由と研究の意義」
  斎藤圭介(岡山大学)「出生前診断に男性はいかに向き合ってきたのか」
ファシリテータ
  仙波由加里(お茶の水女子大学 IGS特任RF)

要事前申込(入場無料)申込フォーム

【主催】お茶の水女子大学ジェンダー研究所(グローバル女性リーダー育成研究機構)


2019.7.13 日本フェミニスト経済学会2019年度大会

日時: 2019年7月13日(土曜)10:00〜18:00
会場: 北とぴあ (京浜東北線 地下鉄南北線 王子駅 各下車徒歩5分)

参加費:会員(一般1,000円、学生・非正規等 700円)、非会員(一般1,500円、学生・非正規等1,000円)

参加申込:参加申込フォーム

共通論題テーマ「東南アジアの経済成長とジェンダー:女性の移動・労働・定住」
趣旨説明: 共通論題座長 堀 芳枝(獨協大学)

日本で暮らす在留外国人は2017年末で256万人と全人口の2%を超え、外国人労働者も128万人と過去最高を更新した。国会では「新たな外国人材」の受け入れの入管難民改正も成立した。これまで長年問題視されてきた技能実習生の労働状況や人権問題について国会で議題となった。外国人労働者の賃金や生活、人権を保障などの課題は残されたままである。私たちが多文化共生型の社会をめざすべきことは言うまでもないだろう。
 今回の一連の報道を振り返ってみると、外国人労働者を単純労働者、もっというと単なる労働力として積極的に受け入れようという側と、彼らの賃金や人権を保障をしたうえで、日本で働いてもらおうという側の共通点は、「貧しいアジアの外国人労働者たちは、日本で働きたいと考えている」という前提に立って、政策の是非を議論しているように感じられる。
 しかし、東南アジアの経済社会は変わりつつある。2015年にASEAN経済共同体を発足し、外国投資を呼び込みながら製造業だけでなく、観光やサービス業に力を入れて順調に経済成長を続けている。東南アジアと日本の関係はかつての垂直な関係から水平な関係に変化しつつある。私たちはこの前提にたって、外国人労働者の受け入れ政策をもう一度考える必要があるのではないだろうか。
 そこで本シンポジウムでは、東南アジアの経済成長によって、東南アジア国内での女性の労働や移住労働尾の在り方は、現在どうなっているのか。さらには、日本ですでに定住している女性たちは、現在どのような仕事や暮らしをしているのだろうか、という観点から、日本の外国人労働者受け入れ政策の再検討を試みたい。

大会スケジュール

10:00~10:35 自由論題 第1報告

A会場:802会議室
報告者:新倉久乃(フェリス女学院大学・院)「移住女性の生活困窮と高齢化への越境的生存戦術―在日タイ女性の事例から」
コメンテーター:長田華子(茨城大学)

B会場:803会議室
報告者:林美子(お茶の水女子大学・院)「セクシュアル・ハラスメント類型「対価型」「環境型」の問題点」
コメンテーター:竹信三恵子(ジャーナリスト/和光大学名誉教授)

10:35〜11:10  自由論題 第2報告

A会場:802会議室
報告者:朴紅蓮(中国・寧波大学)「女性の起業からみたワーク・ライフ・バランス‐東京在中の育児期の中国人女性を中心に」
コメンテーター:斎藤悦子(お茶の水女子大学)

B会場:803会議室
報告者:新井美佐子(名古屋大学)「新自由主義の潮流におけるフランスのジェンダー」
コメンテーター: 大沢真理(元東京大学教授)

11:10〜11:45  自由論題 第3報告

A会場:802会議室
報告者:ガルサンジグメド・エンフゾル(大阪府立大学・院)「モンゴル国における日系企業の経営とその変容に関する事例研究〜ジェンダー視点を中心に〜」
コメンテーター:古沢希代子(東京女子大学)

13:00~17:15【共通論題】ドームホール

テーマ「東南アジアの経済成長とジェンダー:女性の移動・労働・定住」

13:00〜13:05  趣旨説明 座長:堀 芳枝(獨協大学)

13:05〜13:30【報告1】
堀 芳枝(獨協大学)「フィリピンの経済社会変容と女性の労働‐BPOの経済成長を中心に」

13:30〜13:55【報告2】
平野恵子(お茶の水女子大学)「インドネシアの移住・家事労働者‐出稼ぎ、都市化、組織化」

13:55〜14:20 【報告3】
巣内尚子(ラバル大学・カナダ)「移行経済下におけるベトナムからの移住‐移住インフラの拡大と家事労働者・技能実習生」

14:20〜14:45 【報告4】
Nagase Agalyn Salah (Kafin):英語(要約通訳あり)“The situation of Filipina Marriages Migration in Japan focusing on Kafin (NGO)”

14:45〜15:00  休憩、質問紙回収

15:00〜15:30  討論者コメント
足立眞理子(お茶の水女子大学名誉教授)
大橋史恵(お茶の水女子大学)

15:30〜16:10  報告者からのリプライ
16:10〜17:10  フリー・ディスカッション
17:10〜17:15 まとめ 座長:堀 芳枝

17:20〜17:50 総会(ドームホール)
18:00~ 懇親会(PRONTO:大会会場より徒歩1分)
*参加費(飲み物代別)一般2500円/学生・非正規等1500円

後援:大阪府立大学女性学研究センター、お茶の水女子大学ジェンダー研究所(IGS)

 


2019.7.10 セミナー「冷戦初期の日本におけるファッションショー外交:フェミニスト視点からの批判的考察」

日時: 2019年7月10日(水)15:30~17:00
会場:国際交流留学生プラザ2階 多目的ホールA

ジャン・バーズレイ特別招聘教授によるセミナー「冷戦初期の日本におけるファッションショー外交:フェミニスト視点からの批判的考察」を開催します。1950年代に盛んに開催されたファッションショーを、戦後、冷戦、外交、日米文化交流、ジェンダー、フェミニズムといったキーワードで読み解きます。講義は英語ですが、質疑応答・討論には日英言語でご参加いただけます。大学院生・教員・研究者を対象としていますが、学部生の参加も歓迎します。

講師:Jan Bardsley(ジェンダー研究所特別招聘教授/ノースカロライナ大学チャペルヒル校教授)

How can we analyze Cold War dynamics from a critical feminist perspective?  
What methods and sources prove useful and what is our goal?

This seminar explores these questions by examining the popularity of fashion shows in early 1950s Japan. American women in Tokyo organized shows for cultural exchange and charity benefits, often inviting Japanese women. In turn, Japanese sewing schools held their own shows, inviting Americans. Major fashion shows did diplomatic work, even celebrating the 1951 Security Treaty. Shows were lighthearted, but they were not innocent. These runways promoted Cold War notions of security and economic success as intertwined with representations of gender, class, race, and national identity. Drawing on recent feminist scholarship on Cold War Japan, we take a fresh look at the politics of the 1950s fashion show.

対象:本学教職員、院生、研究生、学部生

要事前申込(入場無料)申込フォーム

【主催】お茶の水女子大学ジェンダー研究所(グローバル女性リーダー育成研究機構)

 


6月

2019.6.22 国際シンポジウム「踊る中国:都市空間における身体とジェンダー」

舞動的中國:城市空間的身體與性別

日時:2019年6月22日(土)13時~17時(開場:12時45分~)
会場:お茶の水女子大学本館306教室

19世紀末から中国の女性たちは、伝統的な風習であった纏足を解き、都市空間に活動の場を広げていった。このような女性の身体活動の大きな変化を象徴する「踊る」行為に着目し、女子学校の体操、上海のガールズ・ショー・ビジネス、社会主義下の娯楽文化へと生まれ変わった社交ダンスの3側面からの報告を行う。それぞれの「踊る」女性たちを通して見えてくるものは何か、身体とジェンダーの視点から読み解くことを目指す。

報告
游鑑明(中央研究院近代史研究所) 「近代中国における女子体操」
星野幸代(名古屋大学人文学研究科) 「1920~30年代上海ガールズ・ショー・ビジネスの隆盛と衰退」
大濱慶子(神戸学院大学グローバル・コミュニケーション学部) 「移動、越境する社交ダンス:上海租界から北京中南海へ」
コメント
Jan Bardsley(お茶の水女子大学ジェンダー研究所)
江上幸子(中国女性史研究会)
司会
大橋史恵(お茶の水女子大学ジェンダー研究所)
趣旨説明
前山加奈子(中国女性史研究会)
*通訳(游鑑明報告および討論):郭偉・姚毅

入場無料:要事前申込 ⇒申込フォーム

共催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所、中国女性史研究会


5月

2019.5.19 国際シンポジウム「哲学者と皇太子妃:冷戦期日本における自由と愛と民主主義」

International Symposium “The Philosopher and the Princess: Freedom, Love, and Democracy in Cold War Japan”

日時:2019年5月19日㊐13:30~16:30
会場:お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ2階 多目的ホール

 1950~60年代の経済成長と、女性の教育機会の拡大、女性雑誌の隆盛、そして中流意識の浸透は、女性たちに新しい可能性をもたらしました。彼女たちにとっての新しい選択肢とは何だったのでしょうか? 女性たちが自由と自己探求、愛という「夢」を実現させるには、何が必要だったのでしょう? 本シンポジウムでは、フランス人フェミニスト哲学者のシモーヌ・ド・ボーヴォワールと美智子皇太子妃を取り上げ、この問いに迫ります。自己表現、セクシュアリティ、社会との関わり方といった面では極端に異なる両者ですが、いずれも、当時、大きな社会的影響力を持っていました。また、冷戦という時代背景を踏まえることで、哲学者と皇太子妃に関する議論から、1950~60年代の国際情勢の渦中に日本が自らをどのように位置づけたのかを見出すことができます。文学、ジェンダー、社会科学といった様々な分野のフェミニストの研究者が一堂に会しての議論に、是非ご参加ください。

コーディネーター :ジャン・バーズレイ(IGS特別招聘教授)Jan Bardsley (Specially Appointed Professor, IGS)

基調報告 Keynote Speech
ジュリア・ブロック(エモリー大学准教授)
Julia C. Bullock (Associate Professor, Emory University)
「日本におけるボーヴォワール:日本の女性と『第二の性』」
“Beauvoir in Japan: Japanese Women and The Second Sex
ジャン・バーズレイ(IGS特別招聘教授/ノースカロライナ大学チャペルヒル校教授)

「ロマンスの追憶が映し出す現在:60年後に振り返る1959年皇太子ご成婚」
“Romance Revisited: The Royal Wedding of 1959 Viewed Sixty Years Later”

ディスカッサント
北村文(津田塾大学講師)
ゲイ・ローリー(早稲田大学教授)
司会
大橋史恵(IGS准教授)

同時通訳あり

要事前申込(入場無料、定員70名)

【主催】お茶の水女子大学ジェンダー研究所(グローバル女性リーダー育成研究機構)


4月

2019.4.6 シンポジウム「男女がともにつくる民主政治を展望する」

日本学術会議公開シンポジウム「男女がともにつくる民主政治を展望する―政治分野における男女共同参画推進法の意義―

日時:2019年4月6日(土)13:30~17:00     
場所:日本学術会議講堂
〒106-8555 東京都港区六本木 7-22-34 
アクセス:東京メトロ千代田線「乃木坂」駅5出口すぐ
参加無料・事前予約不要・託児あり(受付終了)

趣旨
平成30年5月に「政治分野における男女共同参画推進法」(平成30年法律第28号)が制定・施行されました。この法律は、議会議員の選挙においては、男女の候補者の数ができる限り均等となることを目指すことなどを基本原則とし、政党その他の政治団体は、所属する男女のそれぞれの公職の候補者の数について目標を定めるなど、自主的に取り組むよう努めるとしています。この法律を活かすために、法律の掲げる理念を社会に浸透させつつ、政党の努力を促す環境を整備することが、いまこそ必要です。本日のシンポジウムでは、学術の視点から本法律の意義を明らかにするとともに、多様な立場で本法律の課題を共有し、「男女がともにつくる民主政治」の未来を展望したいと思います。

プログラム

  • 総合司会 廣瀬真理子(日本学術会議第一部会員、東海大学教養部教授)
  • 開会挨拶 三成美保(日本学術会議副会長・第一部会員・ジェンダー法分科会委員長、奈良女子大学副学長・研究院生活環境科学系教授)
  • 企画趣旨 政治分野の現状とポジティブ・アクションの必要性 
    辻村みよ子(日本学術会議連携会員、明治大学専門職大学院法務研究科教授、東北大学名誉教授)

13:45~15:15 【第1部】政治分野におけるポジティブ・アクションの意義

(1)政治分野における男女共同参画推進法が切り拓く未来
三浦まり(上智大学法学部教授)
(2)「政治分野における男女共同参画推進法」の「1歩」が意味すること
糠塚康江(日本学術会議第一部会員、東北大学大学院法学研究科教授)
(3)海外における取組・日本における取組
(3-1)政党戦略とジェンダー:1990年代以降のイギリスにおける女性議員の増加と今後のゆくえ
武田宏子(名古屋大学大学院法学研究科教授) 
(3-2)女性政治リーダー養成の試みーパリテ・アカデミーの実践が示唆すること
申 琪榮(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授)
(4)政治分野における男女共同参画推進法をどう使う
(4-1)地方議会をどう変える?―女性の進出を阻む壁を乗り越えるために― 
大山礼子(駒澤大学法学部教授)
(4-2)統一地方選に挑戦する女性たち~法を機に生まれた”新たなうねり”
川橋幸子(元参議院議員・Qの会役員)

  1. 政治分野における男女共同参画推進法が切り拓く未来
    三浦まり(上智大学法学部教授)
  2. 「政治分野における男女共同参画推進法」の「1歩」が意味すること
    糠塚康江(日本学術会議第一部会員、東北大学大学院法学研究科教授)
  3. 海外における取組・日本における取組
    1. 政党戦略とジェンダー:1990年代以降のイギリスにおける女性議員の増加と今後のゆくえ
      武田宏子(名古屋大学大学院法学研究科教授) 
    2. 女性政治リーダー養成の試みーパリテ・アカデミーの実践が示唆すること
      申 琪榮(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授)
  4. 政治分野における男女共同参画推進法をどう使う
    1. 地方議会をどう変える?―女性の進出を阻む壁を乗り越えるために― 
      大山礼子(駒澤大学法学部教授)
    2. 統一地方選に挑戦する女性たち~法を機に生まれた”新たなうねり”
      川橋幸子(元参議院議員・Qの会役員)

15:30~16:55 【第2部】政治分野における男女共同参画推進法を育てる(パネル・ディスカッション)

《パネリスト》

  • 中川正春衆議院議員(無所属、ビデオ出演)
  • 野田聖子衆議院議員(自由民主党、ビデオ出演)
  • 稲田朋美衆議院議員(自由民主党)
  • 神本みえ子参議院議員(立憲民主党)
  • 行田邦子参議院議員(希望の党)
  • 竹谷とし子参議院議員(公明党)
  • 田村智子参議院議員(日本共産党)
  • 矢田わか子参議院議員(国民民主党)
  • 三浦まり
  • 辻村みよ子

《司会》 紙谷雅子(日本学術会議連携会員、学習院大学法学部教授)

  • 閉会挨拶 吉田克己 (日本学術会議連携会員、北海道大学名誉教授)

主催・共催・後援
□主催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会
□共催:ジェンダー法学会、明治大学法科大学院ジェンダー法センター、クオータ制を推進する会(略称:Qの会)、科研費基盤研究C「ポジティブ・アクション実効化のための理論的・比較政策的研究」(研究代表:辻村みよ子)
□後援:パリテ・キャンペーン実行委員会、お茶の水女子大学ジェンダー研究所「東アジアにおけるジェンダーと政治」研究プロジェクト、科研費基盤研究C「憲法学における共時的なコミュニティ・モデル構築のための基礎研究」(研究代表:糠塚康江)、同基盤研究B「女性の政治参画の障壁:国会議員・県連への郵送・ヒアリング調査」(研究代表:三浦まり)